フランス語学習のツール

英語の使える人はたくさんいるけれど、フランス語ができるってかっこいいと思いませんか? フランス語の力をつけるためには,フランス語ができるようになりたいと強く思うことと,フランス語にたくさん接すること(一説では900時間) の両方が必要です.フランス語ができるようになりたいと思う人は,ふつうは,フランスやフランス語圏の国の人・もの・文化,またはフランス語そのものが好きな人です.けれど,できるようになりたいという希望だけがあっても,フランス語から遠く離れていてはできるようにはなりません.逆にまた,いくらフランス語に囲まれていても(たとえフランスに暮らしていても),ものにしようと思わない限りものにはならないのです.フランス語を学ぶことに決めたみなさんはやる気があるはずなのですから,フランス語に長い時間接するということを一生懸命やってみてください.またやる気を持続させるためにも,フランス関連のこ とがらにいつも目を光らせてください. これから,授業辞書学習仏和辞典和仏辞典電子辞書中級・上級者向け辞書),参考書雑誌検定試験テレビ・ラジオ講座の順に,フランス語を身につけるためのツールをご紹介します.(以下の情報は2017年4月時点のものです。)

まず授業
フランス語を学ぶ上で授業が役に立つ第1の理由は,先生には質問ができるという点です.第2は,先生も間違えること があると知ることができる点です.テレビや参考書やCDは質問に答えてはくれませんし,間違ってもくれません.わからないことはどんどん質問し ましょう.先生が間違っていると思ったら指摘しましょう.先生も間違う箇所はきっとむずかしいところだから気をつけましょう.

フランス語は英語と似たところの多い言語です. 英語のliterature, marriage, libertyは,フランス語ではlittérature, mariage, libertéです.英語のJohn studies Frenchは,フランス語ではJean étudie le françaisです.文法と語彙はとてもよく似ています.どこが似ていてどこが違うかということをいつも考えながら勉強することを勧めます.全く似ていないのは発音です.同じようにアルファベットを使っているので,どうしても英語に引きずられがちですが,発音に関しては英語のことはきれいさっぱり忘れ去らねばなりません.授業は,フランス語の発音と文字の読み方を学ぶときに,とくに役にたちます.フランス語の音が上手に発音できれば,勉強が楽しくなるこ とは請け合いです.大声で練習しましょう.暗唱はとても良い方法だと思います.私は大学1年の時に覚えさせられた次の文が,今も頭の中で鳴っています.ロ ムネカンロゾルプリュフェーブルドゥラナチュールメセタンロゾパンサン(「人間は自然界でもっとも弱い一本の葦にすぎない.しかしそれは考える葦であ る.」ブレーズ・パスカル)。

藤村逸子 (国際開発研究科)

辞典類
学習仏和辞典
仏和辞典は最低限の投資だと思って必ず1冊購入してください。現在出版されている主要な学習仏和辞典(初級者向けの仏和辞典)には次のようなものがあります。どの辞書も黒と赤の2色刷りで、重要語については見出しが赤で記されていて、発音記号の後にカタカナ表記の発音が付されています。また、いずれも巻末に「和仏インデックス」、「日本語索引」、「和仏語彙集」といった名称で簡単な和仏辞典がついています。出版社同士で新語の収録数を競っている面がありますが、むしろ初級の段階では、フランス語を読み、書き、話す上で必要な情報を懇切丁寧に教えてくれるかどうかということを重視すべきでしょう。

1.『クラウン仏和辞典 7』収録語数:約63,000 三省堂 2015 4,320円 (税抜4,000円)
小型版』2015 3,888円 (税抜3,600円)
(発音・数詞・動詞活用形を収録したCD付き(小型版は除く)-小型版購入者はウェブ上にて発音、動詞活用の音声が利用可能。)
初版の刊行年が1978年と最も古く、学習仏和辞典の草分け的な存在です。収録語数はこのクラスの辞典としては最大です。紙面構成に工夫が見られ、多義語については見出し語のすぐ下におおまかな意味分類が示してあります。また、巻末に「動詞活用変化形索引」がついていて便利です。エスプリの効いた楽しいイラストがちりばめられています。
2.『プチ・ロワイヤル仏和辞典 第4版』収録語数:約43,000 旺文社 2010 4,104円 (税抜3,800円)
(CD-Extra付きは4,320円(税抜4,000円)。CD-Exraには辞典全文と全動詞の活用語データからなるCD-Romデータと発音解説・会話・動詞活用暗唱例からなる音声部分をともに収録。)
2010年に1986年の初版刊行以来3度目の全面改訂が行われて、最新のフランス語・フランス語圏文化を反映した内容が盛り込まれ、類語解説や語法注記も全面的に見直されました。使い手の立場に立ったきめ細やかな編集者の配慮には他の辞典の追随を許さないものがあります。
3.『プログレッシブ仏和辞典 2』収録語数:約35,000 小学館 2008 3,888円 (税抜3,600円)
2008年に初版以来15年ぶりに第2版が出版された辞典です。この新版では新語や新語義を多数追加している他に、図版や囲み記事も豊富になり、また重要語義のイラストによる図解や英仏語で綴りの似た単語の違いの説明などのこの辞典ならではの工夫が加えられています。発音解説と動詞活用表の音声をウェブから無料ダウンロードできます。
4.『ディコ仏和辞典』収録語数:約35,000 白水社 2003 3,996円 (税抜3,700円) 2003年の刊行以来、重版ごとに新語や新語義に常に対応してきた辞典です。語義の配列の仕方に特徴があり、上記の1~3の仏和辞典が使用頻度順の配列になっているのに対して、この辞典はそれぞれの語がその内部で持つ意味の関連を重視した配列になっています。2016年刊行の新装版では基本単語が重要度別に色刷りで分類されています。発音や会話の音声はウェブから無料ダウンロードできます。

和仏辞典
先ほども述べましたように、上記の学習仏和辞典の巻末にはそれぞれ簡単な和仏辞典がついていますので、初級の教科書に載っている仏作文の問題などはそれで事足りると思います。ただ、学習が進んでご自分でより本格的なフランス語の文章を書こうとする場合には、別に一冊和仏辞典があると便利です。皆さんにお勧めできる和仏辞典には次のようなものがあります。

1.『プチ・ロワイヤル和仏辞典 3』見出し語数:約46,000 旺文社 2010 5,184円 (税抜4,800円)
上記の『プチ・ロワイヤル仏和辞典』と同様、使い手の立場に立ったきめ細やかな編集者の配慮には定評があります。個々の日本語に対応するフランス語の表現を、フランス語が内部で持つ語彙同士の関連に基づいて有機的に分かりやすく記述しており、基本表現、類語、関連語などの囲み記事も充実しています。
2.『現代和仏小事典』見出し語数:約20,000 白水社 1994 3,456円 (税抜3,200円)
「小」とは言え充実した情報には以前から定評のある辞典です。様々なトピックに関する表現や会話表現をまとめたかこみ項目も豊富で大変役に立ちます。

電子辞書
フランス語の世界でも数年前から電子辞書の使用が一般的となっており、その機能も次々に進化を遂げています。フランス語の辞書が組み込まれた電子辞書には以下のようなものがあります。これから新しく電子辞書を買おうという人は検討する価値があると思います。(下記の価格はいずれも生協組合員価格)

カシオ電子辞書 EX-word
1.XD-G7200 (フランス語系コンテンツ収録済み) 40,937 円 (税込)
小学館ロベール仏和大辞典、ロワイヤル仏和中辞典 第2版+音声、プチ・ロワイヤル仏和辞典第4版+音声、同和仏辞典 第3版、オックスフォードフランス語辞典(仏英・英仏辞典)第4版、PETIT ROBERT仏仏辞典 2009(2008年出版)、『口が覚えるフランス語』+音声、『文法中心 ゼロから始めるフランス語』+音声収録
2.XS-OH22MC (フランス語追加コンテンツ) 5,980円 (税込)
電子辞書AZ-G9800(英語強化モデル)またはAZ-G9850(理系強化モデル) いずれも33,000円 (税込)
ロワイヤル仏和中辞典第2版+音声、プチ・ロワイヤル仏和辞典第4版+音声、プチ・ロワイヤル和仏辞典第3版、『口が覚えるフランス語』+音声、『文法中心 ゼロから始めるフランス語』+音声収録

電子辞書には、語義や例文の表示方法、手書き入力や手書き画面に直接タッチしての操作の有無といった点にそれぞれ特徴があります。どの機種を選ぶかは、こういった特徴を総合的に判断して皆さんに決めていただけばよいと思います。

ただ、ここで教える側の本音を一言申し上げます。確かに電子辞書は、携帯する上での便利さにおいても検索の速さにおいても大変便利です。しかし、これからフランス語を学び始める皆さんには、ぜひ紙の辞書も一冊用意してほしいと思うのです。電子辞書には語義の説明のための図やイラストの類は一切なく、付録もついていません。また、外国語を学ぶ際には、辞書を単に言葉の意味を調べるための道具として使うだけではなく、辞書を読むという作業をしてほしいのです。その際には視覚的に記載内容の全体が見渡せる紙の辞書の方がはるかに語に対する理解が深まります。そういったことから、できれば最初から電子辞書だけを一人歩きさせることは避けていただきたいと思っています。

中級者、上級者向けの辞典
フランス語やフランス文化の世界にさらに深く足を踏み入れようという人は、2年生の半ば頃から思い切って次のような中辞典や大辞典を使ってみることをお勧めします。

1.『ロワイヤル仏和中辞典 2』収録語数:約90,000 旺文社 2005 6,480円 (税抜6,000円)
1985年の初版以来20年ぶりに刊行された増補改訂版です。実用的な用例を豊富に収録しており、また情報・経済・社会関係などの現代専門用語も充実しています。付録のCD-ROMはこの辞典の全ての内容が収録された本格的な電子辞書で、全動詞のあらゆる活用形や名詞・形容詞の女性形・複数形などから直接検索が可能です。
2.『小学館ロベール仏和大辞典』収録語数:約120,000 小学館 1988 30,240円 (税抜28,000円)
語義の詳しさや用例の豊富さは言うに及ばず、関連語を集めた用語集や連語関係を示す表現モデルなどフランス語を使いこなす上での情報を十二分に提示しています。また、現用のあらゆる分野の専門語や新語、固有名詞、合成語などを積極的に取り入れています。将来フランス語に多少なりとも関わる仕事につく人には必携の辞典と言えます。

また、ご自分で本格的にフランス語を書くときにはぜひ次のような仏仏辞典も使ってみてください。単に語義を調べられるだけでなく、語彙も増えて語法も身につき、数多くの有用な知識が得られます。

3.『ラルース現代仏仏辞典』収録語数:約25,000 駿河台出版社 1981 4,104円 (税抜3,800円)
伝統あるDictionnaire du Français Contemporainの縮刷復刻版です。出版されてからかなり長い年月がたっていますが、皆さんが最初に持つ仏仏辞典としては現在のところこれが最適だと思います。
4.『Le Nouveau Petit Robert 2009』収録語数:約 60,000 Educa Books 2008 17,000円前後
フランスの大学生・知識人からの支持が高い、定評ある辞書の最新版です。同じように有名なラルースの辞典に較べ、①用例・文例が豊富である(したがって作文する際に便利)、②新語を積極的に盛り込んでいる、という特徴があります。大きな書店やインターネット書店で、日本でも購入可能です。音声機能の付いたCD-ROM版も存在します( Le Nouveau Petit Robert 2009 PC / MAC, Educa Books 2008、14,000円前後)。

参考書類
授業で学んだことをきちんと身につけることが第一ですが、ある程度学習が進んだ段階でそれまでに学んだことを確認、整理したいときや、さらに発展させた勉強をしたいときに参考書が頼りになります。しかし、参考書はあまり早くから購入しないことと、購入する場合にも初級の段階ではなるべく1冊にとどめることが重要です。
現在出版されているフランス語の参考書類は多数ありますが、比較的近年に出版あるいは改訂されたものを中心にいくつかご紹介します。

次の8つは大学の標準的な教科書にほぼ沿った構成で、基礎から順を追ってフランス語を学べるようになっています。皆さんが大学で実際に使う教科書と似た構成のものを選ぶと、授業と関連付けて勉強しやすいかもしれません。教壇で先生が学生に説明するように書かれているもの、見やすく覚えやすいように視覚的な工夫がなされているもの、注意すべきところに手書き形式のメモが付されているもの、とそれぞれに特徴があります。また、これらの多くにはCDがついており、独習にも便利です。

1.『ゼロから始めるフランス語 CD 文法中心』猪狩廣志 著 三修社 2000 / 15 1,728円 (税抜1,600円)
2.『フランス語のABC』(CD付・新装版) 数江譲治 著 白水社 2002 / 15 2,000円+税
3.『CD付き 文法から学べるフランス語』佐原隆雄 著 ナツメ社 2004 / 15 1,944円 (税抜1,800円)
4.『基本をおさえる魔法の仏文法』渡辺公子 著 駿河台出版社 2006 / 14 1,944円 (税抜1,800円)
5.『ゼロからスタートフランス語 文法編』アテネ・フランセ 責任編集 松本悦治 監修 島崎貴則 著 Jリサーチ出版 2008 / 09 1,512円 (税抜1,400円)
6.『ゼロからスタートフランス語 会話編』アテネ・フランセ 責任編集 松本悦治 監修 鈴木文恵 著 Jリサーチ出版 2012 / 15 1,512円 (税抜1,400円)
7.『増補改訂版 新・リュミエール フランス文法参考書』森本英夫、三野博司 著 駿河台出版社 2013 / 16 2,268円 (税抜2,100円)
8.『だいたいで楽しいフランス語入門 使える文法 CD』稲垣正久著 三修社 2014  1,728円 (税抜1,600円)

それに対して次のものは品詞や文型の分類に基づいた章立てになっていて、教科書的と言うよりは文法書的な構成です。ある程度学習が進んだ段階で通読して知識を整理したり、分からない項目を調べるための辞典のようにして使うと便利だと思います。

9.『ケータイ〈万能〉フランス語文法』久松健一 著 駿河台出版社 2000 / 16 1,728円 (税抜1,600円)

次の4つは参考書と書き込み式の問題集を兼ねた構成になっていて、手を動かす作業を通じて知識の定着を図ることができます。

10.『3段階チェック式フランス語トレーニング・コース』斎藤昌三 著 白水社 2003 / 15 2,376円 (税抜2,200円)
11.『CD付き 文法から学べるフランス語ドリル』 佐原隆雄 著 ナツメ社 2007 / 11 1,728円 (税抜1,600円)
12.『CDブック 基礎徹底マスター! フランス語練習ドリル』國枝孝弘 著 NHK出版 2008 / 15 1,620円 (税抜1,500円)
13. 『フランス文法はじめての練習帳』中村敦子 著 白水社 2015 / 2016 1,600円+税

ある程度腰を落ち着けてじっくりフランス語の力をつけたいという人には、次のシリーズものをお勧めいたします。もちろん、ご自分の必要に応じて分冊で購入して勉強されるのもよいと思います。

14.『コレクションフランス語』全8巻 (1 入門2 初級3 文法4 話す5 読む7 書く) 白水社 2002~2003 本体価格 2,200円~3,400円+税 (「6.聞く」と「8語彙」は品切れ)
15.[シリーズ:中級フランス語]全3巻
中級フランス語 よみとく文法』西村牧夫 著 白水社 2011 / 14 2,052円 (税抜1,900円)
中級フランス語 あらわす文法』東郷雄二 著 白水社 2011 2,052円 (税抜1,900円)
中級フランス語 つたえる文法』曽我祐典 著 白水社 2011 / 13 2,052円 (税抜1,900円)

なお、フランス語は動詞の活用が少し厄介です。上記の仏和辞典、和仏辞典の巻末にはいずれも動詞の活用表がついていますが、知識の整理や暗記には次のような市販の動詞活用表があると便利です。

16.『改訂 標準フランス語動詞変化表』田島 清 編 白水社 1974 / 2013 1,080円 (税抜1,000円)
17.『フランス語動詞活用ハンドブック』窪川英水 著 第三書房 1986 / 2008 1,512円 (税抜1,400円)
18.『《暗記本位》仏検対応543 フランス語動詞活用表』久松健一 著 駿河台出版社 1999 / 2015 1,296円 (税抜1,200円)
19.『フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら? 改訂版』清岡智比古 著 白水社 2015 1,728円 (税抜1,600円)

もう少し本格的に活用を学びたい方にはフランスで出版されている次のものがお勧めです(日本でもインターネット書店などを通じて購入可能)。

20.『Bescherelle : La Conjugaison pour tous』Hatier 2012 1,500円前後

皆さんにお勧めできるフランス語の単語集には、次のようなものがあります。

21.『聴いて、話すための フランス語基本単語2000』Elisabeth Morla、渡邊弘美 著 語研 1990 / 2014 1,512円 (税抜1,400円)
22.『データ本位 でる順仏検単語集 5級~2 準備レベル』久松健一 編著 駿河台出版社 2006 / 15 1,620円 (税抜1,500円)
23.『CDブック これなら覚えられる! フランス語単語帳』六鹿 豊 著 NHK出版 2008 / 15 1,620円 (税抜1,500円)

中級者や上級者が座右に置いておくと便利な、様々な文法事項を網羅的に記載した参考書としては、次のものがあります。

24.『現代フランス広文典』[改訂版]目黒士門 著 白水社 2015 / 2016 3,800円+税
25.『フランス語文法総解説』町田健 著 研究社 2015 4,536円 (税抜4,200円)

最後に、フランス語やフランス文化に関する雑誌(月刊誌)を一つご紹介しておきます。

26.『ふらんす』白水社 毎月22日頃発売 定価 670円 (4月号のみ 1,000円)
初級から上級までの語学記事や政治、社会、歴史、芸術、映画など幅広いジャンルにわたる文化記事を収めています。毎年6月に発売されるCD付きの『夏休み学習号』(2016年度は1,350円(税込))は、無料添削が受けられる学力テストもついており、大学1年生の前期の学習内容の復習に役立ちます。

検定試験
ある程度学習が進んだら、ぜひ次のようなフランス語の検定試験に挑戦してみてください。フランス語力の公的な証明として将来あらゆる場で役立ち、また学習の励みにもなります。

1.仏検: 正式名称は「実用フランス語技能検定試験」と言い、日本の文部科学省の認可を受けています。レベルは5級~1級に分かれており、1年生終了時であれば5級か4級、2年生終了時であれば3級、フランス語を専門とする3、4年生であれば準2級か2級を受験されるのが標準的だと思います。試験は年に2回、春と秋に行われ、2017年度の春季日程は一次試験が6月18日(日)で、二次試験(準2級、2級、1級のみ)は7月16日(日)です。受付期間は、願書郵送による申し込みの場合は4月1日(土)~5月17日(水)消印有効で、インターネットでの申し込みの場合は4月1日(土)~5月24日(水) 23:59までです。受験要項はフランス語科各教員にお申し出いただければ直接差し上げますし、名大生協でも入手できます。
詳しくは http://apefdapf.org/ をご参照ください。

2.DELF、DALF: DELF、DALFはフランス国民教育省が認定したフランス語資格試験で、世界150余か国で実施されています。ヨーロッパ言語共通参照枠(CECRL)の6段階のレベルに対応したA1、A2、B1、B2 (以上DELF)、C1、C2 (以上DALF)のディプロム(資格)があります。こちらも試験は年に2回、5月と10月に行われます。受験要項は名大に程近いアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会 (http://afafa.jp/, tel. 781-2822) で入手できます。
詳しくは http://www.delfdalf.jp/ をご参照ください。

3.TCF: TCF (Test de Connaissance du Français)は資格試験ではなく、フランス国民教育省が認定した総合的なフランス語学力診断テストです。点数に応じて、受験者の実力をヨーロッパ言語共通参照枠(CECRL)の6段階のレベル(A1、A2、B1、B2、C1、C2)で判定します。TCFには不合格はなく、全ての成績に対して公式証明書(有効期間2年)が発行されます。DELF、DALFの受験に際し、どのレベルを受験すべきかの判断基準にもなります。中部地区の試験センターはアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会 (http://afafa.jp/, tel. 781-2822)で、試験は年に2回、6月と11月に行われます。
詳しくは http://www.delfdalf.jp/tcf_jp.htm をご参照ください。

テレビ・ラジオの講座
NHKではテレビとラジオで次のようにフランス語の講座を放送しています。いずれも放送時間が大学生にとってあまり有難くないのですが、継続して取り組めば必ず絶大な効果があります。私も大学時代にラジオの方を4年間ずっと聞き続けました。皆さんの意志の強さに期待してご紹介しておきます。
 
・  ラジオ まいにちフランス語 NHKラジオ第2 (名古屋での周波数は909kHz)
テキスト 月刊(18日発売) 486円  CD 2枚組 月刊(18日発売) 1,625円
放送日・時間:月~金 / 午前7:30~7:45
;再放送:月~金 / 午後2:30~2:45 翌週月~金 / 午前11:00~11:15
月~水は入門編 (4~9月と10~3月のいずれも6か月コース)
木・金は応用編 (4~6月と7~9月のいずれも3か月コース、10~3月は詳細未定)
・  テレビ 旅するフランス語 NHK Eテレ
テキスト 月刊(18日発売) 648円
放送日・時間:水 / 午前0:00~0:25 (火曜深夜);再放送:翌週月 / 午前6:00~6:25
4~9月の6か月コース、10~3月は詳細未定

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さて、この稿を閉じるにあたって最後に皆さんにお願いしておきたいことは、これからフランス語を学ぶにあたって何らかの動機付けを持っていただきたいということです。フランスに行って美術館めぐりがしたい、フランス料理のレシピーが読みたい、フランスのサッカー選手にファンレターが書きたい、など何でも構いません。冒頭でも述べましたように、フランス文化の世界は極めて広大かつ深遠ですから、皆さん一人一人のご関心のある領域と必ずどこかで接点を見つけることができるはずです。と言うのも、そういった動機付けがこれからフランス語を学んでいかれる上での一番の励みになると思うからです。やや語弊があるかもしれませんが、「無理にでも」動機付けを作ってほしいというのが教える側の正直な気持ちです。 それでは、教室で皆さんの元気な顔にお会いできるのを楽しみにしています。

BON COURAGE !  ボン・クラージュ!

奥田智樹 (国際言語文化研究科)

(2017年4月)