フランス語小部会

名古屋大学教養教育院言語文化部門・初修外国語部会・フランス語小部会のサイトです。

2019年度秋学期「中級フランス語2」受講調整について

2年生文系学部の皆様

2019年度秋学期「中級フランス語2」の開講に先立って受講調整を行いますので、「希望申請票」をこちらからダウンロードして(A4版で印刷)、教養教育院事務室横のレポートボックス「中級フランス語2 クラス分け希望申請票入れ」99日(月)~920日(金)12時の間に投函してください。 以下の開講クラスのシラバスをよく読んで、必ず第3希望まで選択してください。

月曜1限
小栗栖等先生:シラバスはこちら
ニコラ・ボーメール先生:シラバスはこちら
木曜1限
クリストフ・ガラベ先生:シラバスはこちら
鶴巻泉子先生:シラバスはこちら

調整結果は9月30日(月)以降、本HPならびに全学教育棟本館1階学生ホール掲示板で発表する予定です。

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2019年度ストラスブール大学フランス語短期語学研修について

今年度も学部1、2年生を対象に、フランス、ストラスブール大学でのフランス語短期語学研修が行われます。この研修は、言語文化科目Ⅲ「文化事情(フランス)2」として開講され、「文化事情(フランス)1」と合わせて履修することにより単位認定されます。

研修期間: 2020年3月8日(日)~22日(日)の2週間(予定)
募集人数: 20名
研修のチラシはこちらです。

少しでも参加を考えておられる方は、9月27日(金)の5限にCALL 3教室にて開催予定の、研修と履修登録に関する説明会に必ず出席してください。授業などのやむを得ない事情により出席できない参加希望者は、必ず前もって研修担当の奥田智樹教員にメール
t-okuda@nagoya-u.jpで連絡してください。

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2019年度秋1期「文化事情(フランス)1」開講について

全学教育科目 秋1期木曜5限 全学教育棟1 C11教室

本学の教員による、フランスやフランス語に関するオムニバス形式の授業です。関心のある方の受講を広く歓迎します。(フランス語短期語学研修に参加しない方でも受講できます。)
単位取得を希望の場合は、シラバスを必ず参照してください。
(全学教育科目 言語文化Ⅲ「文化事情(フランス)1」時間割コード20190084507)
授業のポスターはこちらです。

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2018年度フランス語研修体験記について

第4回目の「ストラスブール短期フランス語研修」が2019年3月3日(日)~17日(日)の2週間にわたって実施され、名古屋大学の学部1、2年生計20名が参加いたしました。
帰国後、参加者全員に課された研修体験記のレポートについて、16名の方たちから公開の許可を得ました。こちらに掲載いたしますので、ぜひお読みください。
また、特に学部1、2年生の方たちは2019年度(2020年春実施予定)の研修参加について考える材料にしてください。

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2019年度「上級フランス語1, 2」開講について

2019年度も言語文化科目Ⅱ「上級フランス語1」(春学期)および「上級フランス語2」(秋学期)が開講されます。
本学に在籍する全ての学部生、大学院生に参加資格がありますので、学部や研究科に関わらず、意欲のある方の受講を広く歓迎いたします。
それぞれの授業のシラバスは以下の通りです。

「上級フランス語1」 春学期月曜5限 教室 鶴巻泉子先生:シラバスはこちら
「上級フランス語2」 秋学期火曜5限 教室 ニコラ・ボーメール先生:シラバスはこちら

受講を希望される方は、初回の授業に直接各教室に行って、担当教員に受講を申請してください。

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オンライン教材 フランス語基本単語(試作版)

II期(1年後期)からの履修言語の変更について

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フランス語小部会では、主として学部1年生2年生向けのフランス語の授業を開講しています。理系学部1年生、文系学部1、2年生は選択必修の外国語としてフランス語を勉強できます。ほかに選択科目としてのフランス語もあります。

このサイトは、名大生がフランス語圏に興味を持ち、フランス語の勉強を志して、実際に勉強を進めていけるよう案内します。(他の外国語の情報はこちらにあります。)掲載された記事は「情報コーナー」に順次蓄積されていきます。各ページの右側の「カテゴリー」や「キーワード」で項目をクリックすると、過去の記事が内容別にまとまって表示されます。

このサイトの各記事の執筆者の敬称は省略します。執筆者の所属・職名などはそれぞれの文章の公開時のものです。ご了承下さい。

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フランス語とは?

フランス語といわれても、皆さんにはピンとこないかもしれません。そこで、ここではフランス語を実用的特徴と言語的特徴に分けて、簡単に紹介しましょう。

実用的特徴
第一にフランス語は国際語です。フランス語を使う国の数は、英語を使う国の数に次いで多いと言われています。まず、アフリカを中心にフランス語が公用語の国が多くあり、それ以外にも、歴史的つながりの深い北アフリカ諸国などでは、メディア、 行政,教育、あるいは日常生活の中でフランス語がしばしば使われます。こうして、世界で約30ヵ国の「フランス語圏(フランコフォニー)」が存在します。国際機関でフランス語が重要なのはこのためです。さらに、フランス語を理解する人は世界中に散らばっています。フランス語を学ぶことで、世界に活躍の場を広げる可能性を手に入れることができます。

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 在日フランス大使館HPのフランス語についての記事(「フランス語は2億2,000万人の共通語」)を参考にして下さい。また、本サイトの「フランス語のすすめ」のなかの小林裕三氏町田健氏の文章も参照して下さい。

2012年10月にコンゴ民主共和国のキンシャサで開かれた 第14回フランス語圏サミット Copyright © 2012 Weblogy Group Ltd.

さらに、フランス語ができれば知識の世界が広がります。たとえばフランス語の祖国フランスは、自然科学、人文科学、社会科学、芸術など様々な領域で重要な、 独特の存在感を示しています。科学技術も同様です。欧州各国が参画するエアバスやアリアーヌロケットの中核を担い、ともに本社はフランスに置かれていま す。もちろん、フランス料理やファッションなどへの興味から、あるいは全仏オープンテニスで審判員がしゃべるフランス語を理解したいというような動機からフランス語を学び始めるのもいいでしょう。このサイトのすべての文章はフランス語文化圏の多様な側面を紹介するものになっています。ぜひお読み下さい。

フランスが参画するアリアーヌロケット(Ariane5, 模型)とエアバス(A380) (Public Domain Photo)

フランス東部エン県を走るTGV Duplex (2階建て車両) (by Kabelleger / David Gubler)

言語的特徴
フランス語はインド・ヨーロッパ語族に属しますから、ヨーロッパの諸言語と基本的な点で共通性があります。より具体的には、ラテン系言語の基礎にゲルマン系言語の要素が混ざってフランス語の骨格ができあがっています。このフランス語は11世紀以降300年間にわたって支配者の言葉としてイギリスで話され、英語に大きな影響を与えました。特に両言語の語彙の共通性はとても高く、現代の英語の語彙のうち半分以上がフランス語を中心とするラテン系の起源を持つと言われています。皆さんはすでにフランス語の語彙の多くを潜在的に知っていることになり ます。

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言語的特徴については本サイトの「フランス語のすすめ」のなかの町田健氏の文章も参照して下さい。

フランス語は英語に似た点が多くありますし、第二外国語として、習得は比較的容易です。1年間みっちりがんばれば、辞書を片手に実用のレベルに達することができます。例えばインターネットの記事を読む、メールを書くなど。

それでは、フランス語の学習を一緒に始めましょう。
BON COURAGE!  ボンクラージュ!
(2014年6月5日更新)

欧州議会本会議場(ストラスブール)(Public Domain Photo)

エッフェル塔の上から南東方向に眺めたパリ (Public Domain Photo)

〔ページの上部の写真(ランダム表示)〕 沖合のイフ島から見たマルセイユ市街 /  同じくマルセイユ近郊 /  マルセイユの丘から見たイフ島 (マルセイユは文久遣欧使節[1862年] の頃より海路渡仏する日本人にとってフランスの主要な入り口となった。イフ島は A. デュマの『モンテクリスト伯』[1844 – 46年] の舞台としても知られる)
〔背景〕 ルノー(Renault)の巨大ポスター(パリ・地下鉄駅:1984年撮影)