名古屋大学 教養教育院 学習環境開発部門 古泉隆先生が Web ツール化された、フランス語の基本的な単語・表現を学ぶための教材です。
スマホでもPCでも学習できますので、是非、活用してください。
フランス語の各種初級教科書に現れる単語はこの教材に収まりきるわけではありません。教科書に現れる単語を覚え、この単語集で補うとバランスのいい語彙力を形成することができるでしょう。
PCはこちらをクリックして開始。スマホは右のQRコードをお使い下さい。
http://nuact.ilas.nagoya-u.ac.jp/tool/user/french/top/index.html
使い方、注意事項
(1) 使い方は、Home 画面右上の “Help” ボタンを押すと読むことができます。ヴィデオによる解説もあります。
(2) 本教材では、まず単語を品詞ごとに分類しました。各品詞内の単語は、初期状態では使用頻度順に並べ、その上で、概ね35単語ずつのユニットに分けています。Settings (設定) によって、List や Flash Card を使用する場合のシャッフルや並べ替えができます。
(3) 単語および例文の読み上げ機能があります。スマホでは、iOS7 以上の iPhone や iPad、Android では Chrome の最新版で機能します。パソコンでは、Windows なら Chrome の最新版、Mac なら Chrome のほか Safari6.1 以上でも機能します。IE や Firefox、古いスマホでは機能しません。
(4) 形容詞と名詞で男女両形を持つものは男性形(基本形)のみ見出しにしています。注意して下さい。
各単語の「補足説明」について
(1) 各単語の「補足説明」の中の「品詞等」の欄では、品詞の指示に加えて、-er動詞以外の動詞について活用のタイプを示しました。不規則動詞では、同変化の代表的動詞を示した場合もあります。
(2) 同じく「英語/備考」の欄には、フランス語の各単語に対応する英単語を示しました。また、( )内には、当該のフランス語単語と語源的に関連のある英単語 を示しました(品詞や意味はフランス語単語とは一致していません)。この欄ではまた、「→」のしるしで関連するフランス語を指示しました。
(3) 動詞の「補足説明」においては任意に例文を掲げました。
本教材作成の原則
本教材は、2005年に飯野和夫と細井綾女が作製した「フランス語基本語彙1062」をベースにしています。本教材では、一つの単語が複数の品詞に分類される場合は品詞ごとに取り上げため、本教材の総項目数は1094になっています。
2005年に作成した「基本語彙」は “Gougenheim 2.00” というフリーのフランス語会話データベース http://www.lexique.org/public/gougenheim.php をもとにしました。このデータベースはパリ第五大学が運営する ”Lexique2” http://www.lexique.org/ というインターネット上のフランス語関連のデータベースサイトに収められています。もとは Georges Gougenheim が 『フランス語基本辞典 Dictionnaire fondamental de la langue française 』(1958) を編纂するに先立って行なった会話フランス語についての調査です。本語彙表の作成に当たっては、原則としてこのデータベースの出現頻度20以上の単語を収録しました。本学でフランス語を学ぶ学生にはこのレベルまでは知っておいてほしいとの判断によります。ただし、現代では使用頻度が減少していると判断される若干の単語は省くなど、必要な修正を加えました。
このデータベースでも単語は品詞別になっていますが、あらためて品詞分類をチェックし、日本語訳を加えました。日本語訳の選定に関しては特に『新版 朝倉 フランス基本単語集』朝倉季雄著、白水社、1988/2003 を参考にしました。フランス語の各単語に対応する英単語の選定に当たっては特に『アポロ仏和辞典』角川書店、1991 を参照しました。本語彙表の作成に当たってはその他にも多くの文献を参考にしました。
2015年5月、飯野和夫(名古屋大学教養教育院フランス語科)